【1分で話せ】ビジネス書を要約!
今回は” 1分で話せ ” というビジネス書の中から、ためになったなと思う3点を上げていこうと思います。
目次
著者
伊藤羊一さん
ヤフー株式会社 Yahoo!アカデミア学長
1990年日本興業銀行入行後、企業金融、企業再生支援などに従事。
2003年プラス株式会社に転じ、流通カンパニーにて物流再編、マーケティング、事業再編・再生を担当し、2012年執行役員ヴァイスプレジデントとして事業全般を統括。
2015年4月ヤフー株式会社に転じ、企業内大学Yahoo!アカデミア学長として、次世代リーダー育成を行っている。
内容
90%の人は、1分で話せないばかりに損をしている。
「論理的な話し方」、「プレゼン」の本だけでは掴めない「何倍も伝わり方が変わる方法」がこの本には記されています。
人に何かを伝えるための「根本」を今回はお伝えしていければと思います。
①人は話を80%聞いていない
誰かがプレゼンをしているとします。
本人は、非常に熱意のこもったトークで説明を続け、終了した時のその顔は達成感に満ち溢れています。
しかし話を聞いていた当のあなたは「いまいち話の内容がわからなかった」なんてこと、これまでにありませんでしたか?
人というのは、あなたの話の80%は聞いていないのです。
よくありがちな誤解は「自分が伝えたいことを話せば、相手は話を聞いてくれ理解してくれる」ということです。
誰かの話を聞いている時、集中していても頭のどこかで「寒いな」「いつ終わるんだろう」「お腹すいたな」など、他のことを考えてしまうことがあると思います。
ですから、自分の話を聞いて欲しいのであればまず「みんな人の話を聞いていない」という前提でスタートしなくてはならないのです。
②「1分」で話す
では、コミュニケーションをとること自体諦めなくてはならないのか。
そうではありません。
例えばチームで仕事をしたりするときには、コミュニケーションは欠かせません。
的確なコミュニケーションをとることで、3人のチームでも5人分、6人分のチカラになり得るからです。
一方でこのコミュニケーションがうまく行かないと「1人でやった方が速い」となってしまい、1人分のチカラしか発揮できません。
コミュニケーションを潤滑に回す、チームのチカラを最大限に引き出すためには「自分の主張を相手にしっかり伝え、理解してもらい、動いてもらう力」、つまり「プレゼン力」が必要になってくるのです。
主張を伝え、相手を動かす。
これが、プレゼン力なのです。
そこで先ほどの話に戻りますが、人は話を80%聞いていません。
もちろん理解もしません。
ですから、いかに相手に印象づけ頭の中に残し、相手を動かすためにはどうすればいいかが勝負になるのです。
ここで大事になってくるのが「1分で話せるように話を組み立て、伝える」ことなのです。
1分でまとまらない話は何時間かけて説明しても伝わらない、つまりどんな話しでも1分で伝えることができる、というのです。
もし相手が忙しい人だったとき、長々話すよりも1分で説明した方が聞いてくれる確率も高くなります。
長い時間かけて説明するよりも、1分で話せるように組み立てることを意識してみましょう。
③右脳と左脳に働きかける
これからも、本書の内容について解説していきます。
それらの内容の根本的な考えとして、伊藤さんは「右脳と左脳」の両方に訴えかけることを重要視されています。
ビジネスであれば、もちろんロジック(左脳)を理解してもらうことは大事です。
しかし、ただ単につらつらとロジックだけ話されても「理解しました。それで?」ってなりませんか?
人を取りまとめる立場にいる人は「正しいことを言って人が動いてくれるのであれば、苦労はしない」と思う人もいると思います。
実際、人は情熱だけでもロジックだけでも動かないのです。
人は「左脳で理解し、右脳で感じて、やっと動くのです。」
人を動かすには、相手のこの両方に働きかけるしかないのです。
これからスキルとしてロジカルに伝える力と、熱狂するマインドを意識してみてください。
最後に
今回は本書の大枠を書き留めました。
これから詳しく深掘りしていくので、気になる方は読者登録の方よろしくお願いします!
過去記事はこちら↓