【Think Smart】ビジネス書 要約
今回は私が読んだ ” Think Smart ” という本の中から「これ為になるな」と思った内容3点について書いていきたいと思います!
目次
著者
ロルフ・ドベリ (Rolf Dobelli)さん
スイスの作家、実業家。
スイス航空会社の複数の子会社で最高財務責任者、最高経営責任者を歴任後、ビジネス書籍の要約を提供する世界最大規模のオンラインライブラリー「getAbstract」を設立。
著書は40以上の言語で翻訳出版されており、累計売上部数250万部を超える。
内容
ミケランジェロに学ぶ「よい人生」を送る秘訣とは何か。
人は、どうすれば確実に成功をおさめることができるのかなど、明確にはわかりません。
しかし、何が私たちの成功や幸せを台無しにするか、についてはハッキリとわかるものです。
大切なのは「すべきではないこと」は「すべきこと」よりも遥かに影響力が大きいという事実を認識しておくことです。
つまり、幸福を手に入れるのではなく不幸を避けるといった生き方をすべきなのです。
①先延ばしの理由
みなさんは、大事なことを後回しにしてしまうことはありませんか?
例えば来月締め切りのレポートや課題があるとします。
毎日コツコツと書き続けていけば余裕を持って終わらせられるものを、なかなか進めずにいた結果、締め切りギリギリになってしまう。。。
そして徹夜して思う、次こそはちゃんとやろう。
重要だが厄介なことになかなか取り組めないこの傾向のことを「行為の先送り」といいます。
ではなぜ、重要と分かっていながらも行為になかなか移せないのか。
それは「始めてから成果が出るまでに時間がかかる」からです。
成果が出るまでには、強い精神力が必要です。
これの対応策は「常に自制心を維持し続けることは不可能だ」という事実を把握しておくことです。
リラックスしたり、たまには横道にそれたりするのも大事ということですね。
そして何よりも大事なのは「いくつかのパートに分けて自分で期限を設けておく」ことです。
明確な目標があることで、日々達成感を感じながら進めていくことができ、先延ばしを直すことができるのです。
②決断疲れ
私たちは普段から様々な決断をしています。
決断をするというのはとても大変な作業なのです。
例えば5泊6日の海外旅行に行くことになり、プランを立てるとします。
フライト、巡る場所、ホテルなどを組み合わせて計画する経験がある肩はわかると思いますが、かなり疲れます。
人は「比較し、吟味し、決断をすると疲労困憊してしまう」のです。
この決断疲れがある状態でいるのはとても危険で、消費者である場合は広告に惑わされやすくなってしまったり、また重要な意思決定を下す立場の人は色っぽい誘惑に惑わされやすくなるのです。
この疲れを取るためには、本書では「意思の力を充電する」と書かれていますが、どうすればいいのか。
意思の力というのは血糖値の低下により起こることです。
みなさん、IKEAに行ったことはありますか?
IKEAでは、レストランが順路の真ん中にあります。
手ごろな価格のケーキを買い物の途中で提供し、消費者のあなたの意思力を取り戻し、買い物を続けられるようにしているのです。
つまり、意思の力を復活させるためには十分な休憩と糖分を取ることに尽きるのです。
③注意の錯覚
私は時々、目の前にあるのに気がつかないことがあります。
例えばスマホのマップを頼りにお店に向かう際、そのお店を通り過ぎていたり、目の前にあるメガネを必死に探していたり。。
きっと皆さんにも同じような経験があると思います。
これを「注意の錯覚」といいます。
これは就活やビジネスの場面でも同様に起きることです。
私たちは「自分たちの身に降りかかった予想外の出来事」をベースにしかリスクヘッジができないのです。
そのため私たちは、重要なことは全て認識できているという危険な錯覚に陥ってしまうのです。
これの対応策としては「どんなにありえないことでも想定する」ことです。
自分よりも経験が豊富な上司や先輩から話を聞いたりすることで視野を広げ、ありとあらゆるリスクを想定して動くことが非常に大切になるのです。
最後に
今回私がお伝えしたのは3点。
①先延ばしの理由
②決断疲れ
③注意の錯覚
日頃からこれらのことを意識して生活していけば、きっと何かが変わると思います。
ぜひ覚えてみてください!
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